高浜市やきものの里かわら美術館 館蔵品展 浮世絵と日本画 ~広重の視点・日本の美~
広重が亡くなる直前まで制作し続けた「名所江戸百景」には、江戸の人々が生き生きと暮らす様子が鮮やかに描かれています。広重は、定火消の家に生まれ、自身も火消同心として勤めていました。火の見櫓からの景色は、空から見下ろす鳥瞰を特徴とした広重の作品に大きく影響を与えたことでしょう。江戸っ子の広重がそこから見た江戸の景色や感じた空気は、鮮やかな色彩の作品を通して現代の私たちに伝えられています。
また、浮世絵と同時に、館蔵品の日本画も展示します。古来より日本の生活様式の中で間仕切りとして用いられてきた屏風、仏教普及のための道具として普及した軸などの形式は、次第に美的感覚を重視した空間演出の役割を担い、日本文化や生活様式に溶け込む形式へと展開してまいりました。
本展では、海外の芸術家にも影響を与えた日本独自の様式・表現方法・色彩美をご紹介し、日本芸術の空間をお楽しみいただきます。
会期 | 2021年4月3日(土) 〜 5月30日(日) |
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主催 | 高浜市やきものの里かわら美術館 |
後援 | 愛知県教育委員会、高浜市、高浜市教育委員会、高浜市観光協会、名古屋鉄道株式会社 |
観覧時間 | 10:00~17:00(観覧券販売は16:30まで) |
観覧料 | 高校生以上300円(240円)、中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金、または高浜市内居住者 ※ 75歳以上の方、各種障害者手帳をお持ちの方ほか、割引あり |
休館日 | 月曜日、火曜日、5/6(木)、5/7(金) ※ただし、5/3(月・祝)、5/4(火・祝)、5/5(水・祝)は開館 |