山本良比古-緻密な風景を描いた“虹の絵師”
このたび、企画展「山本良比古-緻密な風景を描いた〝虹の絵師″」を開催いたします。
山本良比古(やまもと よしひこ)は1960年代から色鮮やかな油彩を制作し「虹の絵師」と呼ばれた画家です。山本は1948年に名古屋で生まれました。聴覚・言語・知的な障がいがあることから特殊学級のある中学校へ進学し、当時の担任であった指導者・川崎昂と出会い、自身の制作活動に大きく手助けを得ながら川崎と二人三脚で活動してきました。
山本の絵画の特徴は、緻密な描写と点描による色鮮やかな風景です。当時のメディアは障がいがありながらも卓越した絵画を制作する山本を「虹の絵師」や「第二の山下清」と呼んで話題にしました。しかし、同じく障がいがありながら大衆に愛された画家・山下清がそうであったように、山本は美術業界のなかで画家として正当な評価をされませんでした。
本展は山本良比古の中学生時代の初期の作品から、代表的な油彩のほか、素描や版画や陶器の絵付け、また近年再び筆をとり制作した新作などを一堂に展示します。そして、指導にあたった川崎昂が残した資料や、当時取り上げられたメディアの資料などを参照しながら、山本良比古の活動を振り返ります。
会期 | 2019年9月28日(土) 〜 12月26日(木) |
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主催 | 高浜市やきものの里かわら美術館、中日新聞社、中日新聞社会事業団 |
後援 | 愛知県教育委員会、高浜市、高浜市教育委員会、高浜市観光協会、名古屋鉄道株式会社 |
協力 | 社会福祉法人あいち清光会障がい者支援施設サンフレンド |
観覧時間 | 午前10時から午後5時まで(観覧券の販売は午後4時30分まで) |
観覧料 | 高校生以上400円(320円)、中学生以下無料 *( )内は前売り、20名以上の団体料金、または高浜市内居住者 *前売りは当館および、刈谷市美術館で販売(9月27日(金)まで) * 75歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方ほか、割引あり 本券観覧券(半券も可)を刈谷市美術館で提示すると、『ねないこだれだ』誕生50周年記念「せなけいこ展」(9/21→11/10)の当日券が200円引き *1枚につき1名1回限り有効、各種割引の併用不可 *前売券は刈谷市美術館のほか当館でも販売中 |
休館日 | 月曜日、火曜日、10月16日(水)、10月23日(水)、11月6日(水) {*ただし、10月14日(月・祝)、10月22日(火・祝)、11月4日(月・休)は開館} |