屋根を飾る ―鬼とは何か―
瓦の技術は、588年に百済から招聘された4名の瓦博士によって日本へ伝えられました。以来、屋根を覆う瓦は、風雨から家を護る機能性とともに、装飾性をも求められて進化してきました。不燃性の瓦は、木造建築の多い日本において火災延焼を防ぐ役割も担っていたため、鯱・菊水・波・雲など水や雨を連想させる造形が多く見られます。また、厄除けとして鬼や鍾馗、福を招く七福神、長寿の象徴である鶴や亀、途切れることなく続く子孫繁栄を意味する蔓草や雲流など、人々の願いが形となった飾り瓦が多くあります。
本展では、歴史と伝統の技術を受け継ぐ鬼師(鬼瓦職人)たちの作品を、屋根を飾る鬼瓦の図面や資料とともにご紹介します。家を護る想いが込められた、名工による飾り瓦の造形美をお楽しみください。
●期間限定特別展示『地獄極楽絵図』
南海山地蔵寺から寄贈された、地獄と極楽を描いた二幅一対の軸を期間限定で展示します。
【展示期間】
9月13日(木)~9月17日(月・祝)
10月12日(金)~10月14日(日)
11月9日(金)~11月11日(日)
会期 | 2018年9月13日(木) 〜 11月11日(日) |
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主催 | 高浜市やきものの里かわら美術館 |
協力 | 高浜市、高浜市教育委員会、高浜市観光協会 日本鬼師の会、三州瓦工業協同組合、三州鬼瓦製造組合、愛知県鬼瓦技能評価認定協議会 |
観覧時間 | 午前10時から午後5時まで(観覧券の販売は午後4時30分まで) * 10月20日(土)は「第17回 鬼みちまつり」開催にともない午後7時30分まで(観覧券の販売は午後7時まで) |
観覧料 | 高校生以上200円(160円)、中学生以下無料 *( )内は20名以上の団体料金、または高浜市内居住者 * 75歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方ほか、割引あり |
休館日 | 月曜日、火曜日、9月19日(水)、9月26日(水)、10月10日(水) {*ただし、9月17日(月・祝)、9月24日(月・休)、10月8日(月・祝)は開館} |