シルクロードの甍(いらか) -往き交う暮らしと祈り 西安に届いた三州瓦-
近年、三州瓦は海外に輸出される機会が多くなっています。
2011年、高浜・碧南地区で焼成された瓦が中国の古都・西安の大雁塔(だいがんとう)を管轄する大慈恩寺(だいじおんじ)の伽藍の一部が新築された際に採用され、三州瓦が国際的に評価されました。
大雁塔は三蔵法師玄奘が唐代にインドから持ち帰った経典が納められていたところで、当時のシルクロードの文化を代表する史跡であり、それを管轄する現代の寺院で三州瓦が使われていることは、三州瓦もシルクロード文化の保存の一翼を担うといっても過言ではありません。
本展は、それらの三州瓦をはじめ所蔵品の中国の瓦を中心に、シルクロード関連の作品も一堂に展示します。異国情緒溢れるシルクロードの文化を紹介するとともに、三州瓦の国際的な意義を考える契機になることを願う展覧会です。
会期 | 2018年4月14日(土) 〜 6月17日(日) |
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主催 | 高浜市やきものの里かわら美術館 |
後援 | 高浜市、高浜市教育委員会、高浜市観光協会 |
協力 | 栄四郎瓦株式会社、創嘉瓦工業株式会社、有限会社石保、山本鬼瓦工業株式会社 |
観覧時間 | 午前10時から午後5時まで(観覧券の販売は午後4時30分まで) |
観覧料 | 高校生以上300円(240円)、中学生以下無料 ※( )は高浜市内居住者または20名以上の団体料金 ※ 75歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方ほか各種割引あり |
休館日 | 月曜日、火曜日、5月2日(水)《ただし 4月30日(月・休)は開館》 |