近世瓦を愉しむ 同時開催 新収蔵品展
日本に瓦が伝わった飛鳥時代以来、永らく日本では、瓦が使われる建物のほとんどがお寺でした。これが大きく変わるのは、安土・桃山時代のことです。権力の象徴や支配の拠点としての城郭に瓦が使われるようになったのです。やがて瓦は城の周りの武家屋敷、そして城下町へと広まりました。江戸時代の前期に発明された「桟瓦」も、瓦の普及に大きな役割を果たします。また、瓦の形や文様のバリエーションがより豊かになったのも、近世以降のことです。
本展では、かわら美術館や高浜市立郷土資料館の所蔵品を中心に、今の「三州瓦」につながる瓦生産が始まった近世(安土・桃山時代~江戸時代)の瓦をお愉しみいただきます。
あわせて、現在修復工事が行われている京都・知恩院御影堂(国宝)の瓦や、尾張藩御典医宅の門に乗せられていた大黒文鬼瓦など、平成28年度新収蔵品の瓦をご紹介します。
会期 | 2017年11月11日(土) 〜 1月21日(日) |
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主催 | 高浜市やきものの里かわら美術館 |
観覧時間 | 午前10時~午後5時(観覧券の販売は午後4時30分まで) |
観覧料 | 高校生以上200円(160円)、中学生以下無料 ※( )内は、高浜市内居住者または20名以上の団体料金 ※ そのほか各種割引あり |
休館日 | 月曜日・火曜日《ただし1月8日(月・祝)は開館》、 12月25日(月)~1月3日(水)、1月10日(水) |