瓦文様とやきものの美

瓦文様とやきものの美 | 企画展
瓦文様とやきものの美 | 企画展

鬼面文鬼瓦 江戸時代(享保7年<1722>)
古瀬戸魚文皿 鎌倉時代(14世紀)

 東アジアで瓦が誕生したのは紀元前11世紀、中国の西周の時代のことと考えられています。その後、紀元頃に朝鮮半島へ伝わり、そして日本には588年に百済から4人の瓦博士(かわらのはかせ、瓦造りの技術者)がやってきて瓦づくりを伝えたという旨の記述が日本書紀に見られます。東アジアの瓦の特徴として、軒先の瓦には文様を施しているということが挙げられます。丸い部分には、水の渦巻きとされる巴文や、仏教にゆかりのハスの花の蓮華文、平たい部分には、つる草の模様の唐草文、お寺の名前が記された文字文など、さまざまな文様を見ることができます。
 本展では、東アジアの瓦の歴史とともに、そうした文様の移り変わりをご紹介いたします。また、三州瓦発展の礎となった「三河粘土(三河土)」にちなみ、この地の恵がもたらしたやきものをあわせてご覧いただきます。

会期 2016年3月12日(土) 〜 3月27日(日)
主催 高浜市やきものの里かわら美術館
観覧時間 午前9時から午後5時まで(観覧券の販売は午後4時30分まで)
観覧料 高校生以上200円(160円)、中学生以下無料
 ※()内は20名以上の団体料金、または高浜市内在住者
休館日 月曜日(3月21日は開館)、3月22日(火)