新収蔵品展 -民俗写真の先駆者・芳賀日出男による写真作品を中心に-

新収蔵品展 | 企画展

芳賀日出男「籾種を蒔く」1956年

高浜市やきものの里かわら美術館では、平成22年度、写真作品40点、絵画作品7点を新収蔵しました。本展ではこれらの新収蔵品を初公開いたします。
展示の中心となる作品は、芳賀日出男による奥三河の「花祭り」を捉えたドキュメンタリー写真であり、氏が1960年代より撮りためてきた、神事から鬼の舞まで祭りの全貌が記録された写真群です。柳田國男が「日本人にとっての祭りの起源」と評価した「花祭り」。芳賀日出男が切り取った猛々しく切迫感のある写真を展示します。
このほか、平成22年度に寄贈された絵画作品として、名古屋の前衛芸術家・堀尾実による和洋の葛藤から生まれた日本画4点と、同じく名古屋出身で現在も活躍中の画家・久野和洋による清涼感漂う油彩画3点を展示いたします。あわせて、平成20年度に収蔵し、修復作業を終えた地元ゆかりの画家・大澤鉦一郎の油彩も初公開いたします。

会期 2012年1月2日(月) 〜 2月12日(日)
主催 高浜市やきものの里かわら美術館
観覧時間 午前9時から午後5時まで(観覧券の販売は午後4時30分まで)
観覧料 高校生以上200円(160円)、中学生以下無料
*( )内は高浜市内居住者および20名以上の団体料金
休館日 月曜日(1月2日、9日は開館)、1月10日