土の物語-ヒメナ&スティーブン “Terram Fabulas”-Ximena & Steven
チリ生まれのヒメナ・エルゲダと、アメリカ生まれのスティーブン・ウォードは絵画、彫刻、塑像、建築などジャンルに捉われず幅広い作品を制作する芸術家です。ヒメナは1994年に名古屋芸術大学の美術学士修士奨学金生として、スティーブンは1995年に滋賀県立陶芸の森のレジデンスアーティストとしてそれぞれ来日し、以来日本に定住し活動をしています。
彼らは土を素材にした共同制作によって、小作品だけでなく巨大な空間造形作品にも取り組んできました。彼らの代表作である「山の広場(Mountain Plaza)」は野外劇場を制作するプロジェクトです。愛知県知多郡美浜町布土の里山で2000年に制作が始まり、舞台背景にあたる高さ3メートル、長さ13メートルの巨大な音響板は、60トン以上の粘土を使用し、焼成まで14年を要し現在も制作中です。
2人が作品制作の中で大切にしているのは、作品それ自体の造形的な美しさだけではなく、対話的な共同制作の中で作品を生成してゆくプロセスと、制作作業の中で生まれるコミュニケーションです。特に「山の広場」は彼ら2人だけではなく、友人・知人・ボランティア・学生など多くの人々が制作に関わりました。彼らは土を練り上げ、造形するという触覚的な作業を介して、人と繋がり、大地や自然と共鳴するのです。
本展では2人のこれまでの作品約100点に加えて、野外作品の制作風景を映像とともに紹介します。
【展示構成】
1階展示室:共同制作インスタレーション作品「土のラビリンス」
*11月15日(土)~12月21日(日)まで展示
2階展示室:ヒメナ・エルゲダ/スティーブン・ウォード/共同制作作品
ギャラリー:パブリックアート/「山の広場」の紹介
シアター :映像記録「山の広場14年の軌跡」
*1階展示室の共同制作インスタレーション作品「土のラビリンス」は11月15日(土)に完成しているのではなく、制作途中のものを11月15日(土)・11月16日(日)にパフォーマンス・プレゼンテーションとして公開制作いたします。
会期 | 2014年11月15日(土) 〜 1月11日(日) |
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主催 | 高浜市やきものの里かわら美術館、朝日新聞社 |
後援 | 愛知県教育委員会、高浜市、高浜市教育委員会、高浜市観光協会、 NHKプラネット中部、名古屋鉄道株式会社 |
協力 | 株式会社ライフワークス |
観覧時間 | 午前9時から午後5時まで(観覧券の販売は午後4時30分まで) |
観覧料 | 高校生以上500円(400円)、中学生以下無料 ※( )内は前売り、高浜市内居住者および20名以上の団体料金 ※75歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方ほか、各種割引あり ※観覧券は当館のほか刈谷市美術館(前売のみ)、チケットぴあ、 サークルKサンクス、セブン-イレブンでも販売 (11月14日(金)まで前売り料金、会期中は当日料金) 【Pコード766-443】 |
休館日 | 月曜日(11月24日は開館)、11月25日(火)、 12月28日(日)~1月1日(木・祝) |