開館20周年記念特別展 安土・桃山の城郭革命 ―信長・秀吉・家康と金箔瓦―

安土・桃山の城郭革命 | 特別展
安土・桃山の城郭革命 | 特別展

金箔連珠三巴文軒丸瓦(安土・桃山時代、安土城出土)東近江市教育委員会所蔵
東照大権現真影(江戸時代)高浜市・田戸社所蔵

 かわら美術館は、平成7年10月7日の開館から、平成27年度で開館20周年を迎えました。これを記念して、かわら文化の大きな発展期となった安土・桃山時代の城をテーマとした展覧会を開催いたします。
 安土・桃山時代はその為政者から「織豊時代」とも呼ばれ、信長・秀吉・家康のいわゆる三英傑によって、日本の歴史が大きな転換点を迎えた時代です。
 戦国の世が終息に向かっていくこの時代、その象徴的なモニュメントとして、新たな城郭が誕生しました。現在われわれが「城」という言葉から思い浮かべる、石垣が築かれ、壮大な瓦葺きの天守を有する豪壮な城のイメージは、まさにこの時代に形づくられたものです。織田信長の安土城に象徴される新しい城は、こののち都市の支配、発展の核として機能していきます。
 天下統一が成し遂げられ、次第に世情が安定してくると、絢爛豪華な桃山文化が花開きました。建築、絵画、やきものなどさまざまなジャンルで、現在の日本文化の基盤となる多くの要素が、この時代に大きな変化・発展を遂げています。建物をきらびやかに飾り立てた「金箔瓦」は、信長によって生み出され、秀吉によって各地に広がったこの時代を象徴する遺物のひとつといえましょう。
 本展では、この安土・桃山という時代を、その後の瓦発展の基盤ともなった「城」をキーワードに、金箔瓦、そしてやきものや絵画などの美術工芸品や諸資料などを通じて、ご紹介してまいります。

【展示構成】
 1.安土・桃山という時代(会場:2階展示室)
 2.近世城郭の誕生と発展(会場:2階展示室)
 3.各地の金箔瓦(会場:3階展示室)

会期 2016年1月23日(土) 〜 3月6日(日)
主催 高浜市やきものの里かわら美術館/朝日新聞社
後援 愛知県教育委員会/高浜市/高浜市教育委員会/高浜市観光協会/
NHKプラネット中部/名古屋鉄道株式会社
観覧時間 午前9時から午後5時まで(観覧券の販売は午後4時30分まで)
観覧料 高校生以上600円(480円)、中学生以下無料
※( )内は前売り、高浜市内居住者または20名以上の団体料金
※75歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方ほか、各種割引あり
※観覧券は当館のほか刈谷市美術館(前売のみ)、チケットぴあ、サークルKサンクス、セブン-イレブンでも販売(1月22日(金)まで前売り料金、会期中は当日料金)
休館日 月曜日