【イベント報告】11月30日 青墨で書く来年の干支(高浜市文化協会×かわら美術館・図書館)

【イベント報告】11月30日 青墨で書く来年の干支(高浜市文化協会×かわら美術館・図書館) | 教育普及・イベントレポート

11月30日(土)14:00~15:30、かわら美術館1階スタジオにて、
高浜市文化協会・書道部ワークショップ「青墨で書く来年の干支」を開催いたしました。

「高浜市文化協会×かわら美術館ワークショップ」は、2018年度より
高浜市文化協会主催「文協祭会員展」の開催に合わせて、各部の方々を講師に企画しています。
今年度は、11月30日より2階展示室で開催される館蔵品展 美術鑑賞の「さしすせそ」にて
書道部の井野吟紅氏の書道作品『甍』が出品されることから
書道部さんにお願いさせて頂きました。

今回は青みがかかった特別な墨「青墨(せいぼく)」をつかって、来年の干支「巳」の字を書くという内容で実施しました。
『甍』も青墨で書かれており、淡い濃さでの色味はまるでいぶし銀のようにも見えます。
講師の方には、墨をすったのち10年寝かせて安定させた秘蔵の墨汁や
大切にされていた貴重な画仙紙をご用意頂き、
また青墨用の筆他お道具なども全てお貸し頂きました。

書道をされている方でないと青墨を扱う機会は中々ありませんので
参加者の方はまずなれるところから頑張っておられましたが、
にじみやかすれの美しさをいかに出してゆくかの試行錯誤も楽しんで頂けました。
書道部の方々には、5名体制でとても丁寧な指導をしてくださいました。
最後には参加者全員分の作品を額に入れて鑑賞会と撮影会を行い、井野吟紅氏によるコメントで締めくくられました。

参加者の皆さま、講師の皆さま、ありがとうございました。
次年度も、文化協会各部の方々と協力して企画を継続できればと存じます。

*イベント:「青墨で書く来年の干支」(高浜市文化協会×かわら美術館・図書館)