【イベント報告】6月10日 「瓦のシャチホコを作ろう!」(『浮世絵師の見た甍』展関連企画)

【イベント報告】6月10日 「瓦のシャチホコを作ろう!」(『浮世絵師の見た甍』展関連企画) | 教育普及・イベントレポート

6月10日(土)1階スタジオにて
『浮世絵師の見た甍』展関連企画
「瓦のシャチホコを作ろう!」を開催しました。

今回の展覧会は瓦がテーマであり、
特に名古屋城の金の鯱を描いた「諸国名所百景 尾州名古屋真景」が目玉作品の一つとして出品されることから、
鬼師(鬼瓦職人)さんに鯱を作るワークショップをお願いしました。
地元鬼師で、鯱なども多く手掛けている株式会社丸市の加藤さんにより、
瓦の粘土で小さな片面の鯱を制作し、いぶし銀に焼き上げてもらう企画を行って頂きました。

参加者の皆様には、2通りの作り方から選んで制作頂きました。
一つ目は、石膏型で形を作るやり方で
鯱の本体パーツと鰭パーツをそれぞれ型で抜いて取り付け
背面にスタンドを立てて完成となります。
手のひらサイズの鯱を一対つくることができました。

二つ目は、粘土板から形を作っていくやり方で
粘土板の上に下絵を載せ、その線にそってヘラで彫跡をつけます。

彫跡の線を頼りに、鯱の形を切り出したり、ウロコの模様を彫ったりしました。
こちらの方が時間もかかり難易度もあがりますが
半数以上の方がこちらを選択されました。

午前・午後の回あわせて21名の方にご参加頂きました。

講師の加藤さんには、お持ち頂いたご自身の社の金の鯱も使いながら
冒頭で鯱についてのお話をして頂きました。

その後、それぞれの作り方について実演をして頂き製作開始となりました。

皆様非常に熱心に取り組まれ、鯱が完成すると一緒に写真撮影なども楽しまれていました。

作品は7月22日以降で焼成したものをショップにてお渡しします。
アンケートへもご協力頂きありがとうございました。

これからも楽しい企画を沢山予定してゆきます。

イベント概要