2025.03.16
【イベント報告】2月23日「銀のこもれび座 バリ島の影絵芝居ワヤン・クリッ~鬼女になった姫~」

2月23日(日)かわら美術館・図書館ホールにて
「銀のこもれび座」を開催いたしました。
銀のこもれび座は高浜市やきものの里かわら美術館・図書館のコンセプトである
「高浜の人とまちが育つ、つながりの森」を推進する事業として、年に一度開催している公演企画です。
当館の1階ホールを活用し、地域の教育機関や団体とともに
パフォーマンスプログラムを展開し、様々な文化芸術に触れる場をつくります。
第2回目の開催となる今年度は
バリ島の「ワヤン・クリッ」と呼ばれる影絵芝居の公演を行いました。
人形遣い及び語りを担当する「ダラン」の梅田英春さん、
ダランを補佐するワヤン・トゥンジュク梅田一座の方々、
ガムラン・バテルという編成で演奏をするサンディア・ムルティの皆さま
総勢15名の出演者をお招きしました。
ダランの梅田さんの創作演目である「鬼女になった姫」を
鬼のまちであるここ高浜で上演して頂くという運びになり
鬼や瓦と絡めた形での関連事業も組みました。
愛知県立高浜高校生徒の方々に制作頂いた鬼の影絵人形が公演で登場し活躍したり、
三州瓦工業協同組合の協力により、瓦のランプシェードが会場を灯したり
公演のチケットとして瓦の箸置きを参加者にお渡ししたりといったことが実施できました。
公演は14時に始まり、少し延長して16時半頃終了しました。
127名の方にご参加いただきました。
受付初日に沢山のお申し込みを頂き、早々にキャンセル待ち受付も締め切ることになりました。
なるべく席を増やして対応したのですが、参加できなかった方々へは申し訳ございませんでした。
アンケートでは、生の公演の迫力への感動や珍しい機会に参加できた喜びの声が多数寄せられました。
ワヤン・クリッの公演ということで、今回の公演では参加者が公演中席を立って場所を移動し
好きな位置から楽しむことができました。ステージの脇にも通路があり、
スクリーンの裏側のダランの人形さばきや、ガムランとのやりとり、
演奏者の超絶技巧もご覧いただける機会になったのではないかと存じます。
公演後は舞台見学の時間も設けられ、
人形に触ってみたり、楽器の写真を撮るなども皆様楽しんでおられました。
館内では、関連企画として告知映像の公開、公演の関連書籍のコーナーに取り組んだ他、
バリ文化紹介ブースを設置しました。
公演ガイドブックに掲載のミニクイズなど当日参加者が滞在を楽しめる企画も実施し、沢山の方に参加頂けました。
来年度以降もまた様々な取り組みを検討してゆきたいと思います。
出演者の皆さまも参加者の皆さまも、ありがとうございました。
またのご参加を心よりお待ちしております。